お知らせ
白馬南小学校でDAC・CO2施用トマトの収穫祭が開催されました
白馬南小学校にて、SyncMOFの最先端CO2回収技術(DAC)を活用したトマトの収穫祭が行われました。子供たちは教室内でDAC装置を用いてブナの木7本分に相当するCO2を回収し、そのCO2をトマトの生育促進に活用。CO2を資源として役立て、自然と共に育つ野菜の栽培に挑んだこの画期的な取り組みは、初の試みとして注目を集めています。
収穫祭に先立ち、SyncMOFのCTO・堀彰宏博士による『CO2当番』の説明会も実施されました。堀博士は、「みなさんは給食当番が運んでくれる給食を食べて成長します。同じように、野菜もCO2当番が運んでくれるCO2を取り込んで育ちます。みなさんは小学生として初めて、MOFを使って大気中から直接CO2を回収し、そのCO2が野菜の生育に役立つ経験をしたのです。皆さんの取り組みは世界中が注目しています」と語り、CO2の役割や再利用の意義を伝えました。
学校での脱炭素活動は、CO2削減にとどまらず、化学(MOF)、生物(光合成)、技術(回収機械)についての知識を広げ、環境問題への理解を深めるとともに、科学や技術に対する興味を育む貴重な教育の場を提供しています。この取り組みを通じて、次世代を担う子供たちが地球環境を守る行動を考えるきっかけとなることを期待しています。
本プロジェクトは、名古屋電機工業株式会社との共同プロジェクトとして、持続可能な社会の実現に向けた教育と技術の両面で展開されています。
SyncMOFは、この「CO2当番」活動を全国に広げ、持続可能な未来を築くために、今後も活動を続けてまいります。