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お知らせ

あいちシンクロトロン光センターにて「動的機能空間の高時間分解能―高速応答空間材料の設計を目指したAI検出器の開発―」事業を実施します

SyncMOF取締役兼最高技術責任者・堀彰宏は、名古屋大学にてかねてより支援教員を務めてきた公益財団法人科学技術交流財団あいちシンクロトロン光センターにて、

「動的機能空間の高時間分解能―高速応答空間材料の設計を目指したAI検出器の開発―」事業を実施します。本事業を通じて、SyncMOFが開発したAI検出器を放射光実験を行う大企業のユーザー様および大学等の研究機関様に使用して頂くための基盤を整備します。

SyncMOF・AI Detectorにより、AIの技術を利用して、検出器のノイズ特性を学習させることで、バックグラウンドを極限まで抑えこみ、瞬時に試料からのシグナルを検出することが可能になりました。

ユーザー様はSNを稼ぐために、長時間露光するということもなくなり、一度の利用期間内にたくさんの試料を測定できるようになります。さらに今まであきらめていたような極短時間でのイベントの検出が可能になるため、反応過程を可視化することにも挑戦していただけます。

X線回折実験、XAFS実験から運用していきたいと思います。放射光を用いた構造解析に関してもご相談ください。

放射光を用いた実験での参考文献※:

J. Am. Chem. Soc., 2019, 141, 15649.

Nature Commun., 2018, 9, 5420.

Science, 2018, 6408, 1242.

J. Am. Chem. Soc., 2016, 138, 9, 3022. 

Science, 2014, 343, 167. 他

※参考文献は取締役兼CTO堀彰宏が特定国立研究開発法人・理化学研究所放射光科学研究センターの客員研究員、名古屋大学工学部助教として行った研究成果です。