HOMEMOFの特徴

MOFの特徴

MOFは、さまざまな
「機能をデザインできる」 多孔性物質です。

MOF(モフ)は、日本語にすると「金属有機構造体」。 金属イオンと有機分子から成る、ジャングルジムのような空洞をもった多孔性物質です。 従来の多孔性物質(ゼオライト、活性炭)などは決まった構造を持っているため、活用法に制限がありました。例えば、空気中からCO2のみ取り出したい場合、ゼオライトではCO2より先に水を回収してしまう特性があります。 一方MOFは、簡単に構造を変えることができるため「CO2を優先的に回収するMOF」を作ることができるのです。さらに、MOFは分離・吸着したガスを取り出すことも容易です。 拡散しやすく混ざりやすい、扱いづらかった「気体」の欠点がMOFを使えば解消されます。 石油に代わる、気体資源を活用した新エネルギー時代に欠かせない素材です。

  • 01

    新しいMOFも簡単に作れる、構造の柔軟性

    MOFは金属イオンと有機配位子の溶液を試験管の中で混ぜるだけで合成できます。金属イオンと有機配位子の種類だけ構造に多様性があり、さらに合成前に意図した空間を設計できるため、ターゲットに合わせたMOFを作ることも容易です。

  • 02

    他の多孔性物質の約3倍の収納力

    MOFには目に見えないナノサイズの孔がたくさん開いていて、より多くの物質を収納できます。 混ざりやすく拡散しやすく密度が低い、という気体も高密度かつ安全に貯蔵、運搬ができます。

  • 03

    運搬しやすく、加工しやすい。ツール展開の可能性

    MOFは粉状の物質のため、持ち運びも簡単。さらに加工してもその機能は損なわれないため、固めてペレットにすることも、繊維を練り込んでフィルターに加工することもできます。 私たちは、粉のままでは使い道が限られるMOFを加工して、実用的な装置開発も行なっています。

MOFが作る、新しい未来

MOFを活用することで、私たちの周りに溢れる大気や排気ガスから、エネルギーを取り出して利用することができます。 カーボンフリーな気体資源を有効活用し、これからの社会に変革を起こすマテリアルです。

SyncMOFにできること

SyncMOFは、MOFを使った ソリューションを提案しています。

MOFの特徴とお客様の課題を理解し、10万種類の中からニーズに最適なものを選定。 さらに、機械工学などの専門知識を活かしたツールの開発まで行っています。

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