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お知らせ

新規多孔性材料(MOF・PCP)のガス・蒸気評価施設の着工のお知らせ

SyncMOF株式会社では、新しい金属有機物構造体(MOF)/多孔性配位高分子(PCP)を基盤とした最先端技術を駆使し、提携先の大手企業様と一丸となってガスの諸問題に果敢に挑戦しています。実際の使用環境の条件に則したMOF/PCPの選定、ガスの吸・脱着、破過測定等を行うことで、測定データに基づくデバイス作成やプロセス検討、MOF/PCPを基盤としたガス制御システムの開発など、課題の入り繰りから出口まで一気通貫で行っています。MOF/PCPをただ単に購入してはいけません。他のMOF/PCP企業からMOF/PCPを購入されたお客様の多くは実際その用途に困惑されています。MOF/PCPはただの粉です。MOF/PCP本来の性能を発揮させるためには、MOF/PCPをデバイスとして製品に組み込み、正確に測定された実験データをもとに圧力や温度を高精度に制御することが必要です。こうしてはじめてMOF/PCPは本来の驚くべきガス分離能、吸着能、熱回収能を発揮します。
SyncMOFでは、図のようなMOF/PCPが組み込まれた製品開発し、大手企業と一緒に実用化に取り組んでいます。MOFが組み込まれたガス精製装置(MOFclean)、MOFを充填することで飛躍的にガス貯蔵量を増し、なおかつガス残量をモニタしクラウド上で常時位置上等も管理することでボンベ交換時期を自動でユーザーに知らせる次世代ガスボンベ(MOF IoT gas cylinder)、MOFのガス分離特性を活かし回収プロセスを最適化するガスの吸着分離塔(MOFanalyzer)を開発しています。MOFanalyzerというようにあえて「analyzer」と命名したのは、「正確な分析」に基づくMOFのデータ収集が実用の「吸着分離」にそのまま活用できるからです。他のMOF/PCP企業にMOFの特性評価を依頼したが、「測定するたびに毎回測定データが異なる」「測定したデータに基づいたシステム開発の方法がわからない」等の事例を抱えるお客様が増えてきました。この度、このようなお客様の要望にお応えするため、SyncMOF株式会社はガス・蒸気評価施設に着工致しました。


※SyncMOF株式会社は名古屋大学ベンチャーとしてまだ2年目を終えたばかりですが、ベンチャーキャピタルからの投資や銀行からの融資を受けず、事業を急拡大させてまいりました。これも日頃よりSyncMOF株式会社のパートナーである多くの企業様のお陰です。本施設によりさらに開発を加速していく所存です。変わらぬご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

Youtubeにて製品を紹介しております。ぜひご覧ください。

MOFclean

MOFanalyzer